グラスに注ぐと、美しく泡が立ち上るスパークリングワイン。キラキラと持続的に立ち上る泡の動きを見ていると、「今は特別な時間なのだ」という高揚した気持ちになりますよね。
この泡のキラキラの連なり・・・フランスやイタリアでは何に例えて説明するか、ご存知ですか?
皆さんも知っているであろう、美しく上品な光りです。
答えは、そう、「真珠」、パールです。
フランスやイタリアでは、輝く泡の一粒一粒を「ペルル(パール)」と呼びます。
泡の連なりは「ペルラージュ」と呼ばれます。
もともと、真珠を散りばめた伝統的な衣装の刺繍方法が「ペルラージュ(=パールをほどこす)」と呼ばれていますが、スパークリングワインの泡がその美しいパールに似ていることから、同様に「ペルラージュ」と呼ばれるようになったのでしょう。
ビールの泡については使わない用語なので、あくまでも「スパークリングワインだけ」に使うように、ご注意くださいね!
ちなみに「ペルラージュ」という言葉は、時計などに細かいラインで円を重ねた美しい模様にも使われるようになっています。こちらは日本語では「真珠模様」と訳されていますので、区別しやすいですね。
本日はイタリアやフランスではスパークリングワインの泡を「真珠」に例えるというエピソードをお送りしました。
明日も素敵な時間が過ごせますように。サルーテ!!(乾杯)